MARTIN CLUB JAPAN Presents

Rebirth Tour 2007
 きらめきの街へ

 


2007430()
: SHIBUYA-AX

  

〜出演〜
斎藤誠

Ban Ban Bazar

Leyona

おおはた雄一

 

special guest: 山崎まさよし

 


※とにかく、、長い長いライブでした。勘違い記憶違い多々あるかと思いますが、予め・・・ごめんなさい、、、

 

早いもので、誠さんがこのコンサート(ツアー)に参加されるようになって、今年で4年め。

会場をSHIBUYA-AXに移してのライブは、今年で3年めになりました。

去年は3月のお彼岸界隈だった気がするのだけれど、今年は4月の開催です。

 

当日、お天気がよく・・・とりあえず・・・・。

相変わらずギターのことは、まるっきりわかっていないながらも、ギターショウに出かけてみた。

会場・・・というか、ロビーにあたる部分がギターショウの会場です。

一応「会員」になってるものですから、それで受付をしてもらい、今年もおそるおそる(笑)入場。

 

会場内には、値段は見ないほうがよかろう、、というようなギターがずらーり。

それ眺める人、試奏する人でいーっぱいです。

わからないなりに、ぐるーりと周ってみて、、、やっぱり、、、私はなんぞは柱の影から覗いている方がいいのかなあ(苦笑)と。

それで、頃合いを見計らって退出し、、、少々渋谷駅界隈をハイカイ、、

すぐお隣りのNHK近くとか、某清涼飲料水ホール(元・渋公)のあたりを歩いてみて、間もなく開場という時間に、改めてAXの前に戻ることに。

結構、ヒトが集まってきてますね。なんと言っても、今回はゲストの方の威力なのか。

チケットが完売という、どエライ事態らしいのです。とはいえ、こちらはいつも通りです。

 

誠さんをライブで拝見するのは・・・いったいいつ以来か?

今年に入ってからは、ゲストとしてのご出演はあったけれど、現在久しぶりのアルバムレコーディングにつき、基本的にフルライブの予定はないのですね。

だから、なるべくこういう機会は逃さないっと。

(アルバムが上がるであろう、今年の後半以降の予定については、、、これはどうなることか。楽しみにするとともに、、動向を見守っている次第であります!

 

開場間近になって、入口付近が少々準備で慌しい雰囲気。

関係者の方の入口と、一般のお客様の入口が設けられ、、、程なくして会場。

毎年、ここでのライブは全席指定なので泡食って並ぶこともないのですけど、ナニヤラ、開演前に「注目すべきなにか」があるとのこと。

大阪公演を一足先に見た友達からのアドバイスに従い、さっさと入ることにする。

 

去年SBとかいう、謎の席(しかも、椅子の種類も違うのよね。)の傍らで見ていたのですが、今回は、も少し退き気味で見られるので嬉しい。

なぜなら、AXはステージそのものが少し高め。おそらく、スタンディングを想定しているのだと思う。

だから、あんまり間近よりはそれくらいが楽に見られるのであります。なんてったって、このライブは毎年毎年長丁場になるのが常・・・ですから。

 

で。中に入ってみました。

・・・予想していたのとは、どうやら反対サイド、、どうやら去年と似たような方角でした。相も変わらず、AXの座席配置を覚えないやつです(笑)。

 

ステージには、今日の出演者の人数を考えれば当然なんですが、椅子とギターの数のスゴイコト。

これは、一体誰がどこに座るのじゃ?みたいな状態でありました。

 

そして・・・これだったのですねー。

 

ステージ後方にあるスクリーンに流れていたんですね。ある映像が。

 

その映像というのが、2つ。

 

1つは2006年のリバースツアーの、特に前半を編集したのではないかな。いつぞやの「真夏の集い」で見せていただいたのと、少し違います。

もう1つは、やはり昨年の9月に誠さんたちが訪れた、アメリカはナザレスにあるマーティンの工場、博物館の様子をレポートしたもの。

トータルでも1015分くらいだったかな。途中から見たものも含め、2ローテーションくらい見ちゃいました(笑)。

 

なかなかに愉快な映像も多々含まれていて、、、出来たら・・・もっとじっくり見たいんですけど、、ライブ前とかでなく(笑)。

ライブステージだけでなく、そこからちょこっとはみ出たものが楽しいんです。(・・・「アメリカでも、エアードラム!」というのは結構私のツボです!

 

開演は、いつもより気持ち押したかな。

でもボチボチかな、、という頃合い、、、黒澤楽器の福岡さんが、ステージの袖に登場。諸注意なども・・・いつもより厳重だね。

なんと、このコンサート始まって以来の観客動員だったそうで。それはそれはスゴイことだね。

 

そしてライブ本編の司会進行を兼ねる、誠さんご登場。もう既にギターを手にされていたような気がする。

(パンツとTシャツが白いから、白っぽい印象。でもシャツは紺のチェックだったと思う。帽子はベージュのつば短めのでした)

あ、ギターだけでなくてマイクもだ(笑)。

ご自身も、マイク持ちながら登場してくることの可笑しさを指摘(笑)。

 

お2人でMCをしている最中であるにもかかわらず、、「そろそろ唄いたいんだけど?」と言い出す誠さん()

なんだか、いよいよお2人のやりとりは漫才のようになってきたような・・・・。

 

マイクを福岡さんの預けて、、いざ、ライブが始まります!!

 

と思ったのだけど、ずらーーっと椅子が並んでるので、、

 

「・・・・どこだっけ、ここでよかった?

 

・・・といった感じに、ステージ袖に問い掛けて、確認されてから着席した誠さんでした、、、()

 

まずは誠さんがお1人で。

この曲も、どんどんライブを重ねるとともに成長していっていますね。(それと、Waltz In Blueがそうだと思う)

「きらめきの街へ」

もはや、このライブの「テーマソング」です。最初から意図してそうなったのではないでしょうが。

 

時間にしてみたら、確か1分そこそこの短い唄なのですが、

誠さんの想いがいっぱい詰まった唄。今日は特別バージョンって感じもしたな、、

だって、♪ SHIBUYA- AXへ・・・と唄ってくださったのですもん。

 

さて、これからがほんとにはじまりはじまりー。どんどん本日のゲストを呼び込んでいってしまいます。

 

まずは、いようっ!!待ってましたー!のバンバンバザールのお三方がご登場!!誠さん曰く、「バン」と、「バン」と、「バザール」なんだって(笑)・・・考えてたらしい()

福島さんが前の方、誠さんから見ると右側、、、お客さんから見ると左側に座り、ギタリストの富永さんがそのやや斜め後方に、、

ベーシストの黒川さんが、誠さんの後方って感じの位置取りです。

あ、黒川さんはウッドベースも弾きます。でっかーい、弦楽器です。(あれを背負ってバイクに乗ると聞いたことがあるのですが)

あと、遠めで見た感じだとアコースティックベースも使われていたように思います。

 

バンバンの曲、「手拍子の練習ー!」とおっしゃって、いきなりお客さんを巻き込みます。

「ニューオリンズにて」と言ったかな?

いっぺんに会場が華やぐ感じは、やっぱりさすがだなあと思います。楽しいもんね、やっぱり。とても、軽快でうきうきするような唄でした。

1月か2月だったと思うけれど、銀座駅構内で行われたフリーライブを見に行ったのだけど、とっても楽しかったもんね!!

あんな通りすがりのお客さんもたくさんいると思われる中で、、ほんとに素晴らしかったですもん。

 

そして、、「このままバンバンバザールのライブじゃないんですよ!」と、誠さんがおっしゃって、次におおはた雄一さんを呼び込み。

そこで、ひとしきり「おおはた」のアクセントの位置について、ステージで物議を醸し、、、「どっちが正しいの?」と聞かれたご本人も、とーっても真剣に悩んでいた(笑・おいおい)。

で・・・結論は出たのか、結局は?!

 

ま、それはさておき。

おおはたさんの「あの子の居場所」を全員でセッション。このときは、お使いになりませんでしたけど、今日はワイゼンボーンが聴けるのかな♪楽しみです。

誠さんの番組に2回ほどいらしたおおはたさん。特に、2回目のときは仙台マーティンをやった後だったこともあって大いに盛り上がっていたのですが、

ふわっとしているようでいて、でもそれだけじゃない、、

何かが耳に残る唄だなあ、、とずっと感じていて、今回はとても楽しみだったのです。

 

あ、それとお使いになってたのは(後で借り物と判明())小ぶりなギターでした。

 

そして、最後に本日の紅一点。Leyonaさん。衣装のショッキングピンクが目に眩しいです。

「ざわざわするんじゃないっ!

思わずおっしゃった誠さんでしたが、男性陣の反応がとおってもわかりやすくて可笑しかったです。

「ざわめきの街へ・・・」

と、返して下さったLeyonaさんですが、誠さんも嬉しくってついついツッコミ損ねたようです()

Leyonaさんの「Travellin' Man」を全員でセッション。いぇーーい♪嬉しいな。おおはたさんは、早速ワイゼンボーンでした♪

 

彼女の唄を聴いていて、ジャニスだー!と感じた瞬間があって、、、

それでナットクしたことが、、、先日あるライブでビッグママの唄をカバーしていたのだけれど、

きっと、それはジャニスからなんだなと、そこで気づいたのでした。

なぜなら、ジャニスはビッグママのカバーをやっていると聴いたことがあるのです、、、そこから辿っていったんだなと。

以前、マーティンの本を読んでいたら、必ず歴史をさかのぼってみることはする、とお話されてたから、ナットクできることでした。

 

ホントに、冒頭から実に渋いギターも満載のセッションだったのだけど、見ていると、みんながみんな本当に嬉しそうに彼女の唄を聴いて、かつ演奏してる。

こちらも嬉しくなりましたね。でも、絶対にステージの上にいる人たちの方が楽しかったと思いますけどね。

 

***

 

そして、そのままLeyonaさんのステージへ。

今日も、サポートギター・・・というより、もうデビューのときから一緒にやっているから「兄弟みたいな」ギタリストの山本タカシさんがご一緒です。

ちょうど、おおはたさんが座っていたところかな。

そして、彼女のギターは今日も「ブラウンシュガー」ちゃん。マホガニーらしいです。

そして今日もヘッドのとこに、やっぱりショッキングピンクのかわいいマスコットが「しがみついている」模様。

見ていたらピックもショッキングピンクに統一されていましたね。

 

ツアーが終わり(そのCDが出てるんです、ライブの。欲しいなあ、、、)現在は、レコーディングに入っているそう。

その中から、新曲が披露されました。

「ハーモニー」という仮題がついているのだそうですが、、、「ほぼ決まり?」と、山本さんに問いかけるも、

「全権は、アナタにあるんで」と、あっさり流されてしまいました()。このやりとりが、毎度可笑しいんですよね、、

 

確か前号のマーティンクラブの会報の表紙を飾ったLeyonaさんですが、ギターというのは奥深くて、なかなか上手くならない。

「練習あるのみ!」と、相方の山本さんに教わろうとするものの、元来「教わるのが下手」とおっしゃいます、、、だから途中で逆ギレしてるらしいです()

「根気」が大事と山本さんもおっしゃいますが、、、(途中で、チューニングをするときに山本さんから音を貰ってたのですが、、、「下から二番目!」と、お客さんにも聞えたのですけど、、、山本さんの中では、ものすごいツボったらしいです())

ま、ステージでは穏やかにお話をしているものの、楽屋に戻ると取っ組み合いの喧嘩、、、をいをい()で、過去に「何度も解散」してるんだそうな()

 

Leyonaさんがマーティン好きの理由は、大好きなニール・ヤングを使っているからという実にシンプルな理由からなんだそうです。

 

最後は、G.Loveさん(誠さんの番組にもゲストでいらっしゃいました!!)の書いた「ラブ」で盛り上がりました。

(ライブで私が聴いたのは、これで3度目。♪ラブ、ラブ、ラブ・・・って、唄えちゃいますよー。)

 

 

引き続いては、おおはた雄一さんの登場。

 

しかし、いきなり「・・・いつもはギブソンを使ってるので」(爆・・・言っちゃいましたよ、、)ということで、ギターショウで見つけたギターを使用。

オープニングで手にされていた、小ぶりのギターはジェフ・マルダーモデルということです。ほんとに、ひょいと「抱える」という感じになります。

(ジェフ・マルダーさんは、私が一番最初にマーティンコンサートを見た2004年のスペシャルゲストでした。

このときに、ギターをマイクから取っていて、、、それに触発され、、、その年から誠さんがツアーに参加されたのですが、

途中からマイクどりになっていった・・・という経緯があります)

 

1曲唄い終えて・・・・「いい音だね!」とお話になるおおはたさん。

 

その歌声は、ふわーりとしているようでいて、何か1本すっと通ったものを感じ、

耳にどうしても「何かが」残ると思って、ラジオにご出演になったときに聴いていたのですが、

やっぱりそうなんだ・・・と、ライブで実際にこの目で、この耳で聴いて改めて感じました。

 

昨年、仙台マーティンのときにもギターショウで使われた小さなギターを使って、その場で曲を作られたと聴いていますが、

今回「使って!」と言われたというのは、小さな小さなギター。しかも、ピンクだったりする。その名もクレア。確かそんな曲がおおはたさんには、あったはずですね。

実は、マーティンの偉い方のお嬢様のために作られたというモデル。

だから、本当に小さくてかわいらしいギターなのだけど、、、「値段はかわいくない」発言に大笑いするお客さんなのでした。

それで、1曲披露して下さいました。メキシコの曲っておっしゃったかなあ。

しかし、そのギターを戻すにあたって、、「ごん。」・・・って確かに言ったよ、聴こえたよ()

見ていたら、ステージ端にいたスタッフの方が「セーーーフ!」ってジェスチャーをしていたのが見えたのですが、果たして何も問題はなかったのでしょうか、少しばかり気が

かりです()

 

「新しいギターは、新築のニオイがする」

 

またもや名言が出ました。サウンドホールに顔を近づけるとそうなんだとか。

(毎度、いいにおいがするーっとギターのニオイをよく嗅いでいる誠さんですが、あっ角田さんが一緒のライブでは2人でニオイかいでらっさいましたが()

(あ、いや、笑い事でなくて、ホントですから!)、あらっ。こちらにも同好の士が()!)

普段、使っていらっしゃるのが50年代の古いギター。こちらは「古い図書館」「おばあちゃんチ」の匂いなんだそうです。

しかし、借り物とはいえ・・弾いていると情がうつるとのことで、、、

 

「・・・チョーダイ」

 

って、誰に向かってアピールされたんでしょうか()。思いのほか、お茶目で楽しいところを見せてくださいましたが、、、

最後の曲で、ぐいぐいとギターで自然にお客さんを引っ張っていくあたり、さすが、たくさんのライブを重ねられて来た方だなあ・・・と思います。

 

 

そして、お次は「おおはたさんにとって、兄貴」のような皆様がご登場です。

バンバンバザールのお三方です。よっ、待ってました!

福島さん曰く「マーティンを愛してやまないのに」どうしても伝わらず・・・「未だにコミックバンドだと思われてる」と嘆かれるのです。

 

ご自分のツアーをほったらかしにして、おおはたさんたちのツアーを企画、、しかも自ら運転手まで買って出るという、、、()

「ツアーの厳しさを叩き込まれた」と、おおはたさんは言いますね。ま、そんな間柄なんだそうです。

 

でです。

今回持ってらしたマーティンを買ったばかりのとき、、、弾き方がわからないので、

ギターの教則ビデオを見ちゃったらしいです、、、、あのう、、誠さんのです()

このお話が出たとき、絶対楽屋で転んでいると・・・私は、確信しました()

 

「音楽は、魂なんですよ!

 

・・・そんな痛い名言を福島さんは、決して見逃しませんでしたね()

 

でも、そんなビデオを見て、、、覚えたてのギターで作ったという「早稲田通り」をおおはたさんとバンバンでセッションしました。

シンプルで、素朴な唄だなあって思いました。

 

で、多分本当はここでおおはたさんが退場される段取りだったと思うんですが・・・・。

 

「・・・もうちょっと・・・な?

 

と、福島さんの引止めに会うおおはたさん()

ライブハウスではよくある話で、、、いろんなバンドが出て、どんどん押していって、、一番最後のバンドのヒトが「むっ」としちゃうという、、、、

 

「そういうの、やろーぜ!

 

・・・・とっても悪魔な誘いだ()

 

てなことで、「keyは、Gね」。

 

そしてすんごい歌詞の解説をしてくださるので、お客さんは大爆笑。

 

「オレは愛することに野生的」

 

・・・って、そんな唄。日本語にすると凄いことになるのね、、しかも、いつのまにか高田渡さんの唄に繋がっていってるし、、、()

 

「たのしいーーー、音楽って楽しいね!

 

と喜ぶ福島さん。

 

しかも、、、「・・・自分が楽しければいいんだからっ」と。

 

わはは、いいねー。

でも、こういうふうに言う方に限って、お客様もちゃんと楽しませて下さる方が多いのはなぜなんだろうな?

 

・・・で、次の曲へ至る紹介のMCがまた傑作!!

昨今の音楽業界における著作権について、問題提起(笑・どんな?)

 

「パクるんだったら、ATMごとショベルカーで!

 

大・爆・笑!!

 

ま、詳細は大きく端折りますが()

 

その名も「恋はねずみ色」。

 

再び、大・爆・笑!なんちゅうタイトルつけるんぢゃ()

 

今回このマーティンライブに呼んでもらえたキッカケは、あのコンピアルバム「アコギでクラプトン」のおかげだと言います。

そして、いかに、EC、エリック好きか・・・ここで唄マネも交えて(時にマニアックなネタもあり)訴える福島さん。

次はあの曲やってー、、というリクエストにいとも簡単に麗しいギターで応える富永さん、、、てか、、、ネタなんですか、これって()?

で、話はちゃんと戻ってきて()、今回「アコギでクラプトン」に参加するにあたり・・・。

まずはわが国における「アコギ界のピラミッド」なるものが存在するという、、、

まあ頂点に立つ人々は、ま、マーティンの会員さんならおなじみな方ばっかりです。

さすがの私だって知っています。何人かはライブでも拝見させていただきましたし。

ええ、そういった方々が「やりやすいナンバー」をやってしまい、、、

ピラミッドの下層にいる自分たちには、、(ご謙遜だと思いますよ)「職業選択の自由ならぬ、選曲の自由がない」と嘆かれます。

スタッフの方に、、、

 

「ど真ん中が開いていますが?

 

と言われたのが、結果的に「Layla」なのだと。

 

で・・・「Layla」にだって2バージョンある。

というわけで、、、ここでもご丁寧に富永さんのギターに乗せて()

また細かいモノマネを交えて実演してくださいます・・・もうネタだな、これは完全に()

バンドのバージョンがあり(このときのマネが大爆笑でありました)MTVアンプラグドのアレがあり。

要するに・・・アレンジに「逃げ場がない」。そこでもう、逆ギレ()

メロディのみを残し、全とっかえという大胆な作戦に出た・・・というのが、あのメジャーな、カントリーな「Layla」が誕生したきっかけなんだそうです。

もう、会場は盛り上がりましたねえ、これは。

知っているヒトたちは勿論大喜びだし、聴いていないヒトだってさすがに原曲は知ってるだろうし。それが・・・あんなことになってるんですからね()

しかも、私は最初に聴いたときに、徹底して「後奏」のピアノのところまで再現してきっているので、

もうかなりウケまくってたんですが、、、後で誠さんもその点を指摘していらしたのでちょっと嬉しかったです。

 

 

 

バンバンの福島さんにまたもや()「ビデオの中のアコギの師匠」と紹介されて誠さんご登場です。

そもそも、この「Layla」に衝撃(笑激?)を受けて(ゲストでバンバンの番組にご出演になったときも、泣くのと腹抱えるのと同時だったとおっしゃってました。)

これはぜひともお近づきにならなくては!ということだったのだそうです。

しかし、「自分たちくらいには「踏み絵」みたいなもの。若いからこそここまでいじれるんだろうなあ」と感心されていました。

で、しまいには

 

「・・・・一生着いていこうっと」(?)

 

1曲目は、古いギター(O-21とおっしゃってたかな)をお使いになって「夕陽の交差点」から誠さんのセットがスタートです。

因みに、最近のギターとちょっと作りが違うところがあって、、、

もしも、そこが壊れてしまったらば日本では直す術がなく、アメリカまで持っていかないとならないんだそうです。

それを聞いた誠さん・・・以来、弦は柔らかいものを張り、そぅっと弾くことにしたのだそうな(ほんとかなー。)

 

現在、5年ぶりになるオリジナルアルバムを制作(レコーディング)中の誠さん。

まずはアルバム発売に先立って、7月にシングルを発売する予定。で、まずはシングル・・・・ではなくて()・・・カップリングの方を披露してくださることに!!やったー。

「軽い気持ちで聴いてくださいよ」と謙遜なさる誠さん。

「昔で言うところのB面なんですけど・・・飛ばすヒトが多いけど」と、ボソッとおっしゃったのには申し訳ないけど笑ってしまいました。

私はむしろ昔から楽しみにする方で、そっちこそじっくり聴くヤツだったんですけどね()

 

「夢を持つ、夢があるとは言うけれど・・・・果たして自分はそれに近づけるための努力というのをしているだろうか?

 

という問いかけ。

 

「ああ、あの方のお話だな」とすぐにわかりました。そんな気持ちを込められて作られた曲のようです。

「夢のリスト」といいます。

誠さん自らへの問いかけの気持ちがお強いのかもしれませんが、なんだか自分にも問いかけられたように思いました。

CDにはどのような音で入るのでしょうか。ギターだけなのでしょうか、それともシンプルなアコースティックのセットでいくつかの楽器が寄り添うのでしょうか。

ちょっと想像してみると、楽しいような気がします。

 

と、、、、MCを快調にしていたところに、、ん?

 

なにやら口元が気になる様子でして、、、出番前にどうやらちょっとお腹空いちゃったらしい誠さん、、、餡子ものをいただいた、、、それが犯人らしい()

何を召し上がったんでしょう、、、私の周囲では専ら「粒餡系に違いない」と推理されていましたけど()

 

で、、、本来予定した曲があったみたいなんですが、、「曲を変えます」

・・・フルライブでも、たまにあります。あまり珍しいことではないかと思いますが、マーティンでは直前に変えることはあっても、

ステージ上で変えられるってのは、初めてだったかもしれないなあ。

おそらくPAさんも、気心の知れたスタッフだったんではないかなと思うんですが、その信頼もあってこその自由度かな。

 

(そう、誠さんも含め・・今日の出演者を見ていて共通して感じたのは「自由さ」でした。

好き勝手にやるという意味だけでなく、、多少はあるけど()

「これは、こうでなきゃいけない!」という先入観みたいなものとはおよそ無縁の方たち・・・という印象です)

 

多少触発されたんでしょうか、、、

 

「少しくらい、他人と違っていたっていいじゃないかよーーーー!

 

という、、若気の至り満載なナンバー()(最近は言わないようにしてるんだそうな、、「まあるくまあるく」())

 

会場のみんな誰も知らないナンバー・・・んなこたあないですから()

 

なんとなんと、「歌えよヒッピー」だったんですね。

 

大体、これはフルメンのライブで聴くことが多いんですよね、

序盤のところとか、ここからいくぞ!みたいなところで、一丸となってドカン!って感じだったりする。

でも、去年の品川教会のネブラスカでギター1本で再現されたときは驚いたのなんのって。それも、きちんとエッセンスはぜーーーんぶ盛り込まれてて、心意気も盛り込まれてて。

かなり感動した覚えがあります。ちょっとこの曲に対する見方も違う方から出来ちゃったりね。

それに引き続いて、しかもこのライブで聴けるとはねーー!!

 

ぼそっと「ちっちぇぇぇ」()だとか、、テンポを調節してみたりだとか、、、

かなり誠さんご自身も楽しんでらっしゃるなあ、、、という印象。

 

さてさて、そしてギターショウにも登場したという、、あのギターがお目見え。しかもね、、、「売約」になってるんだそうな()

「これ買ったヒト、僕が弾いちゃってるの知ってるんでしょうか」()

でもね、、、これってかなーーりのお値段らしいです、、、うっわーーーー()

 

そうそう、かねてから話題が出ていた、、ドゥービーブラザースのトム・ジョンストン シグニチャーモデルというやつです。

じゃらーーーん、て軽く鳴らしたときの音からして、低めでズシッとして深みがあってすごくいい音、、というのは私にだって分かります()

 

「ということは、、、ああいう音がするのかな?

 

「チャイナグローヴ」のサワリを少し・・・やって寸止め()

 

「ということは、あんな音もするのかな?

 

Long Train Runnin'」・・・再び寸止め()しつつも、嬉しそうな誠さん。

 

「・・・ということは?」パート3()。あのフレーズが出ないわけがない、、、の「Listen to the music」。

これは寸止めじゃなくて、少しだけ唄って下さいました!!

 

会場のあちこちから、歓声が上がります。

あ、私も騒いでたクチなんですけど、、、一瞬こっち方向にチラッと目をやられたような、、、そんな妄想が全速力な瞬間だったのは言うまでもありません()

 

それを使って演奏したのは「音楽友達」。

なんとも、あのイントロのところとか間奏のところとか、、気持ちのいい音なんですよ。

ほんと、ギターってそれぞれ違いますね。

 

 

「最近の「音楽友達」を紹介したいと思います」

と誠さんがおっしゃって呼び込んだのが、山崎まさよしさんでした。

唄などから感じていたのと少し違って、ずいぶんガシッとたくましい佇まいだなあというのが私の第一印象。

傍にいらした誠さんが、かなりスレンダーでいらっしゃるからなおそういうふうに見えたのかな。

 

なんとなあーーく、お話の様子を見ていると双方ともに緊張していらっしゃるよう。

とはいえ、実は既に1回「呑み」は終っていらして、盛り上がってた仲らしいのです()

ただし、いつもと違う方向に話がいってしまったことで、、後で誠さん随分落ち込んだりとかされていたとか、、、、、、、

でもそれって山崎さんが「僕に対してココロを開いてくれたということですよね?」・・・「・・・全部開いちゃいましたねえ」、、少々苦笑いな誠さん。

 

以前、マーティンクラブの会報にインタビューが載ったことがありました。

その中でも、はっきりとおっしゃっていましたけど、、、本来は、山崎さんいうところの「グブスン」()派。

しかし、それを承知の上で呼んでしまわれるのですから、マーティン(黒澤楽器)も大したものだと思いますね。

 

まずはお2人でCCRの「雨を見たかい」。

本来は、ちょっとヘヴィな内容の詞ではあるけれど、「日本人だからサラッといきましょう」とセッション!

山崎さんと誠さんのセッションなんて、想像したこともなかったから本当に貴重な瞬間だったんでしょうねえ、、、

唄のスタイルも違うから、面白いね。

 

そして、しばらく「・・・任せます」といって、山崎さんを置き去りに()

「・・・・任されてしまいました。」

やはり、いつもの自分のライブとは違う雰囲気に少々緊張されているとのこと、、、それはそうでしょうね、、、

緊張のあまり、ペットボトルの水、、2本同時に飲んでます(あらまー)

そして緊張のあまり・・・

 

「・・・いつも弾かないギターなんで、、」

 

とポロリ。(あらまー)

 

1曲唄われたあとに、、

ライブハウスでの弾き語りというのは、随分やってきているのでお客さんが「ざざーーーっ」と引いて行く感じは慣れているし、、発言もあり()

「面白いことを期待されても・・・応えられないと思うので、、、」引くなり、ツッコむなり、、ご随意にとのことでしたが()

 

また、こういうギターのたくさんあるイベントともなると・・・「何本か盗んでいこうか」(笑・持ってかないでくださいねー。出演者の方、みんなそう言いますけどね。)

 

テレビドラマ絡みの超有名曲「僕はここにいる」なんて、モノを知らない私もさすがに知っていたりするナンバーも披露して下さいました。

 

再び、誠さんとLeyonaさんが登場。

山崎さん、Leyonaさん、誠さんと並ぶ感じ。

「ピーター、ポール、マリー」と言ったLeyonaさんに、「アンド!」とすかさず訂正をきっちり入れる誠さんがいたり()

 

ホールの音響のよさやら、ギターをかっさらっていく相談(どれが持っていきやすいか?とか、こらこらこらこら。)もありーの。

だけれども、今日はそれ1本しか持って来ていないし、ローディーさんもいないとのことで、

その間も、チューニングに余念がない山崎さん、、もしかしてファンの方にはなかなか珍しいシーンだったかな?

次の曲では、ブルースハープも吹かれるようでして、、、ホルダーも装着!

お三方による、山崎さんのオリジナル「根無し草」って言ったかしら?をセッション!!

ギターは言うまでもなく、先ほどのブルースハープが絶品でしたねー、、はあああとかため息出ちゃいますもん。

なんというか、、急ごしらえではこうは行かないでしょう。

ギターといい、ハープといい、唄といい、、鍛え上げられてきたヒトの「足腰の強さ」、

それも尋常ではないぞこりは!と言う最高のものを見せていただいたかもしれませんね。

 

 

そして、、、また誠さんステージに残ります。

 

改めて、今年はギターだけでなく唄のライブだったとお話になります。

また、ギタリストの方に来ていただいたりとか、今後も趣向をどんどん変えて続いていくんだろうな・・・と。

それでもって、今年ももう既に場所は決まっているらしいけれど・・・まだ教えてもらえない()

でも、何とかして言いたい誠さんが苦心して・・・ちょこっとだけ。

・・・わかっちゃいましたよ、2回も言うんだもの()(補足・・・あ、5/10発表になりました。まずは長崎と松江です。)

でも、何も聞かなかったことにしましょう、、改めて教えていただくことにしましょうか。

 

そして、この後アルバムが出た折には、、バンドスタイルで「ふぇんふぁー」(笑・そこも伏せてみますか。)なんかを弾いたりしちゃうかも!ということであります。

そうですよ、誠さんはアコギ「だけ」ではありません。

「アコギ」も「エレキ」も。そして、「弾き語り」も「バンド」も。

ぜーーーーんぶ揃ってこそ、「斎藤誠」の音楽なんです、、、興味をもたれたら是非、両方とも知って欲しいなあ、、と私も思います。

 

最後はバンバンのお三方と、おおはたさんを呼び込みます。

改めて、、、今回の発見について()

 

「特にね、おおはたくんの「温度」が好き」

 

と言う誠さんに、

 

「冷やし系」

 

と命名したのは、バンバンの福島さんだったかな。

熱くて寒い・・・寒くはないかー、そして微妙な「間」と。

絶妙のネーミングです、新しいジャンルだと思います!!!今回の意外に大きかった収穫のひとつです。

 

そして、全員で「Waltz In Blue」を演奏。

そうですね、、最初の年から毎回やってますし、毎回編成も違うんですよね。

そういえば、今回初めてかな?という気がするんだけれど。打楽器(パーカッション)がいない編成でしたね。

でも、それに殆ど最後まで気づかないくらいに、楽しんでのめりこんで聴いてたって・・・これ、ちょっと凄いんじゃないかな。

 

演奏中、ステージ後ろのスクリーンが開いて、、

いろーーんな、笑顔が映し出されましたね。

 

====

 

アンコール♪

 

もう、いっきなり男性陣全員登場です!

人数が増えたから、どうなるのかな、、、と見ていたら私たちが見てるほうの近くに山崎さんが、、、至近距離にいるよ、おおー!!

 

「アコギでブルースやロックをやるのがいいんじゃないか!

 

とおっしゃる誠さん。

そのとーーりーーー!!ブルース好き、ロック好きばっかじゃないですか、ステージ上は!(あ、紅一点の方もそうですね♪)

そこで、まずは大セッション大会でありました!!

 

Everyday I Have The Blues」・・・歌詞から調べてみましたが、多分これかな。(バディ・ガイのをちらっと試聴して確認。)

いろーんな方がカバーされているようです。

お客さんも一緒に♪Everyday! Everyday!と、唄ってみました。

キーを変えてみたり、音をググッと落としてみたりして、、意地悪されました(嘘嘘。)。面白かったです!

 

山崎さんはブルースハープ、誠さん、おおはたさん、福島さんが少しずつボーカルを取ったり、

ギターのソロは、誠さん、おおはたさん、富永さん、山崎さんのハープってな具合なんだけど、、、

どんどん誠さんが横で立ち上がってギターを弾きながら、傍にいる山崎さんとかアオリまくるのね()

もう、痛快痛快って感じです。

 

そして、Leyonaさんは、、、ステージにはいらっしゃらなかったけど、袖で踊っていたらしいです()

全員揃って、ラストナンバーになりますが、、、、そのナンバーは、、、

 

「重いんだけど、、、、それ以上にカラッと。さっきの「Layla」以上にカラッと!!

 

ということで、もう1回あの「Layla」をやって!!とリクエストしちゃう誠さん()

その期待にちゃあんと応える、バンバンのお三方、、、もう誠さん、大喜びです!!

(そうそう、皆さんより後ろにいらした黒川さんですが、もうずっとニコニコしてベースを弾いてらっしゃいました。それがものすごく印象的でしたね。

きっと音楽大好きなんだろうな、、、というのが語らずともわかるって雰囲気です。)

で・・・終っちゃうのが名残惜しくて仕方ないという誠さん、、、もう1回危うく頼みそうになります()。それは自粛。

 

で・・・そうくれば私はピンときました。

というか、、お互いのカバーのことは知らなかった筈なのに、、、なんとここで繋がったんですよね。うわあああ。

去年の広島ですよ、あのアンコールですよ!

曲の説明を聴いていて、あれ、、いいんだよね?この曲だよね?と、混乱しかけたんですが。演奏された曲を聴いて、椅子から落ちそうになりましたって()

 

Mother

 

です。ジョンですジョンです。

 

そう、これもなんとカントリーバージョンなんですって!!かるーーいかるーーい、「Mother!!」なんです。

最初はLeyonaさんが唄って、、、そのキーに合わせちゃったもんだから、

2コーラス目、、、男性陣が一応に上向いて高い声出そうとしてるの図が、、、なんとも可笑しかった、、、てか、そこまでして笑わさないでくれーー()

「高いんだよ」って、そうでしょうとも!

 

途中ソロを、Leyonaさんはハープで吹き、おおはたさん、山崎さんがソロをとってました・・・・と思うんだけど、、どうだろう、、、だんだんあやふやになってきた、、

 

お約束?!の♪Mama,don't GOOOOOOOOOO!!・・・ってどこまで伸ばすのか心配になります()。しかも全員でやっているし()

 

小さく小さくするところは、、ところどころ歌詞を飛ばしてみたりして、、実に細かい。

ギターの音も、どんどん絞る、、、バンバンの福島さんにいたっては、ギター裏返して弾いているマネだけ、、、、それに気が付いたときにウケまくりでした。

 

けど、こんなに楽しい楽しい「Mother」で・・・よかったんだっけ、ほんとに?!

 

一番最後のご挨拶は、誠さんが促して全員がフロントに出てきて、、、高く高く手を上げて、、お辞儀!!

そして、それだけでは終らずに・・・・誠さんが「写真、写真!みんな写るからー!」とおっしゃるではありませんか。

慌ててお客さんもスタンダップ、、、出演者は私たちからみたら後ろを見て、、、一緒に写るーー、いぇーい♪て感じです。

さて、、、どんな感じになったでしょうね()

 

 

最後は福岡さんから、恒例のアンケートのお願いとクロージングのご挨拶がありました。

はい、しっかりと書いてコースター、今回もいただいてきましたよ。

これで何枚目のサウンドホールコースターになったものやら。今年はあと何枚集まることやら、、、、楽しみでもありコワくもあり()

 

ああ、終わってみたらやっぱり3時間を少し超えていました。どおりで思ったより疲れていた筈だなあと。

よく笑ったし、、しかも涙が出るくらいに笑ったし、、、

また、アコースティックのときは私はいつもそうなんですが、局地的に神経をかなり集中して耳を澄ましているみたいなんです。

そんなこともあって、、、結構ぐったり、、、出演される側もそうだと思うのですが、観る側も体力総力戦です。

でも、本当に楽しかったです。新しい発見もいっぱいあったし。今まで知っていたものだって、また少し違う角度から見えてきたり。

 

連休入る少し前に、ちょっと淀んでいた気分やらナニヤラが、、、もうこの笑ったイキオイか、素晴らしい音の賜物か、、

悪いものが体から、ばばーーん、、と出ていってしまった感じ。それくらい気分よかったですね。

 

今年の夏休み・・・どうしましょうか。

また、少しお世話になってしまいそうな予感がひしひしとする、、マーティンコンサートでありました。

そうなんです、終わりは始まりなのですよ、この東京公演って。これから旅が始まります。

始まりって、、、何回経験してもワクワクです。

まだ未経験の方、機会があったらぜひワクワクの続きを見に行ってみてくださいね!!

 

 


〜セットリスト〜

は今回作成しません。ごめんなさい。セッションが多いので難しいのです。横着してごめんなさいね(反省の色全くなしー、、、)

 

 


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